「おい、ナオ。あんまり余計なこと言うなよ」
星哉がナオくんを制止する。
だけど、そんなことでめげるナオくんじゃない。
星哉のことを完全に無視してニコリと笑った。
「つーか、星哉と桃華ちゃんって付き合い始めたんでしょ~?いいなぁ~俺も桃華ちゃんと付き合いてぇよ」
「おい、いい加減にしろよ」
「冗談だってぇ~!!つーか、今日はサービスするからもっと食ってけってぇ~!!おい、父ちゃん。餃子もう一皿追加!!」
調子のいいナオ君に呆れる星哉。
すると、「少し桃華借りるな」星哉は愁太に断ってからあたしの腕を掴んだ。



