狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】


「ん~!!美味しい~!!」


ラーメンを口いっぱいに頬張り幸せを噛みしめる。


最近、星哉と一緒に帰ることの多かったあたし。


だけど、今日は用があるからと一緒には帰れなくて。


ガッカリしていたところに愁太から声がかかった。


『久しぶりに一緒に帰るか』って。


サッカー部のエースの愁太はいつも部活で忙しくて、一緒に帰る機会はほとんどない。


だけど、今日に限っては部活の顧問が急病で珍しく部活が休みになった。


基本的に、束縛をしない星哉はあたしと愁太が一緒にいても特にヤキモチを焼いたりしない。