「大丈夫……。寝ればきっと治るから。お母さんが帰ってくるまで我慢するね」 「いつ帰ってくんだよ」 「21時か22時か……。そのくらいかな?」 「……――分かった。もう寝ろ」 星哉はそう言うと、ベッドで寝るあたしの体の上の布団をかけなおして立ち上がった。 「うん。ありがとう……。色々迷惑かけちゃってごめんね……」 家の前でバイバイするはずだったのに、玄関先に座り込むあたしの姿に気付いた星哉は部屋まであたしを連れて行ってくれた。