「絶対に熱あるし」 あたしのおでこに触れた星哉は眉間にしわを寄せる。 「家まで送る」 「えぇ!?やだよぉ……。付き合って初めての放課後デートなのに……」 「そんなのこれからいつだってできんだろ。今日は帰れ」 「えぇ……――」 「これは命令だ。帰れ」 有無を言わさない強い口調と、鋭い瞳。 本当は帰りたくないけど、従わないわけにはいかない。 仕方なく小さく頷くと、星哉はあたしの体を気遣いながらかゆっくりと方向を変えて歩き出した。