狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】

「俺なんかかばってもお前には何の得もないだろ?それなのに、バカな奴」


「う~ん……なんだろう。だけどね、狼谷君を助けたいって思ったの」


「俺を……助けたい?」


「そう。大切な人を助けたいって思うのって、理由なんてないし、当たり前のことだから」


「……――当たり前のこと……だよな」


狼谷君は何故かポツリと呟いてさみしそうに笑った。


その理由は分からない。


だけど、いつもは強さしか感じられない狼谷君からほんの少しの弱さを感じた。