狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】

狼谷君の甘い香水の匂いに頭がクラクラする。


これって……夢じゃないよね?


あたしの胸の前にまわされる狼谷君の長い腕。


狼谷君の腕の中にあたしの体はスッポリとおさまる。


右耳の近くにある狼谷君の唇。


狼谷君の低い声に心臓がキュンっと高鳴って息が止まりそうになる。


狼谷君の体の熱が……あたしの胸を熱くする。