狼系不良彼氏とドキドキ恋愛【完】


あたしと狼谷君の接点は同じ学校というだけ。


連絡先も知らないし、狼谷君が学校を辞めればあたしと狼谷君の接点は一つもなくなってしまう。


そんなの嫌だよ。


せっかく前より少しだけ話せるようになったのに。


こんなことで狼谷君との関係がなくなってしまうのは絶対に嫌!!


だけど、それだけじゃない。


狼谷君を守りたいって思った。


例え自分が犠牲になったとしても、大好きで大切な狼谷君を守れるのならそれでもいい……――。


頭で考えるよりも先に体が動いたんだ。