万引き、集団暴走、喧嘩……。 不良と呼ばれる人たちのすることがあたしには到底理解できなくて。 どうして人に迷惑をかけることを好んでするんだろう。 いつも不思議でしかたがなかった。 だから、好んで狼谷君と関わり合いを持とうとしたことなんて一度もない。 これからもそのはずだった。 目を合わせることも言葉を交わすこともなく卒業するものだとばかり思っていたのに。 それなのに、あたしはよりにもよって狼谷君の手にあんな落書きを……――!!