そして放課後。

柚希と私は生徒会室にむかった。


「ねね、生徒会ってイケメンいるんでしょ?やばい、私惚れっぽいから絶対誰か好きになっちゃうんだけどっ! 」

「柚希ってば...」

思わずクスクスと笑ってしまう。


「ふふ、失礼します!」


私が生徒会室に入ると、柚希も後ろからついてくる。



「あっ、憂ちゃんどうしたの?」

「その子?新しい子って」


そこにいた生徒会のめんばーが口々に話しかける。


「あ、はい!無理言って新しく生徒会に入らせていただきっ...」


そこまで言うも不意に柚希の言葉が詰まった。

「...?」

私が不思議に思い一点を見詰める柚希の視線の先をみる。


...晃先輩?