しかし、そのせいでクラスの代表なんかに選ばれるし、後悔しなかったといえば嘘になる。 だが、そんな日々の中に変化をもたらしたのがあいつだ。 一回、素顔を見られたときは俺も慌てた。 それから、時々怪しい目つきで見られるようにもなったが、そこまで追求はしてこないことには安心した。 店での自分はマサキだと言い、名前を偽った。 そうすることで、あいつの中で学校の俺と店の俺を区別するようにした。