翌日。


目を覚ますと、莉央が朝食の準備をしていた。



「おはようお兄ちゃん♪ご飯もうすぐできるからねー!」


「はよー。おう、さんきゅ」



俺は莉央の朝食を待ってる間、昨日もらった手紙の事を思い出した。

机の上に乗ったままの未開封の封筒を取り、
封を開けた。


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【Dear 恭介くんへ】

お元気ですか?
私は元気です。


なーんて手紙らしいでしょ?笑

久しぶり!
私の事覚えてるかしら?


忘れられてたらショックだわ。


ねぇ、
今度会えないかしら。


・・・会って全てを話したいの。


全てを。


明日午後1時。
貴方の通っていた中学校の前で待ってるわ。



【FROM 里奈】


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それは思いがけない人からの手紙だった。