無事一日の学校も終わり、家に帰宅した。
そして
制服を全て脱ぎ捨て下着一枚になると
莉央の元へ駆け寄った。
「ごめんな?・・・何回もスイッチ押したりして」
莉央の髪の毛を優しく撫でる。
「今日はもっといいもの見つけたんだ」
「・・・っ!?」
俺は鋭いはさみを莉央の顔の目の前に差しだした。
「これはさすがに怖いよなぁ?」
莉央は再び目に涙を溜めはじめた。
俺の背筋も再び震え始める。
求めていた。
莉央のこの表情。
俺はもっていたはさみの刃で
莉央の頬を軽くなぞった。
涙と一緒に血が頬をつたう。
俺はそれを舌で舐めた。
「・・・そそられるよ。莉央の血と涙」
俺はすでに
狂気の沙汰へと走っていた。