【完】愛し君へ、愛の口づけを



「恭介くん・・・未成年なのにこんなところ来ちゃ駄目」



声をかけてきた、と思ったら綺麗事。

別に俺はそんな言葉が聞きたいわけじゃなかった。



なのに里奈は分かってくれていない。



「・・・未成年」


「そう、未成年。恭介くんは未成年なの。子供なのよ?だから・・・」


「うるせぇ!!!!」


「えっ」



俺は初めて里奈に大声をあげて怒鳴った。


里奈がラブホ街で男と仲よさそうに歩いてるところを見たのもあるけど


俺の事を未成年、子供。
いつまでたっても大人として見てくれていない里奈に怒りを覚えたから。





「子供の俺とシてる大人が言う事かよそれ」


「・・・それは」


「だいたいさ、何こんなとこに男と来てんの?」


「・・・恭介く・・・」


「俺に最初に言う言葉がここに来ちゃ駄目?ふざけんな。もっと別に言うことあんだろ?」


「・・・」


「俺が里奈を満足させられてないことは分かってたけど、こんなのって・・・ねぇだろ」