【完】愛し君へ、愛の口づけを


「おい恭介」


いつもつるんでいる友人。


こいつらにも、俺は里奈の事を紹介していた。



もちろん好きになってもらっては困るから本当に会わせたことはない。

でも、さすがに写真や一緒に撮ったプリは見せていた。




「なんだよ」


「なんだよじゃないって!!俺この前見たんだけどさ・・・。恭介の彼女っぽい人が知らない男とその・・・ラ、ラブホに入ってたとこ見たんだよ!!」


「・・・は?何言ってんの?んなことあるわけ・・・」


「俺だけじゃない!!他にも見た奴らいるんだよ。お前自慢げに前話してたからさ、それ聞いてた男子とか」


「見間違いだろ」


「本当なんだって!!」


「里奈が浮気なんてするわけない・・・!」





里奈が浮気。

信じられない。
いや、信じたくなかった。



そんなことあるはずないと思う反面

もしかしたらと思うところもある。





「里奈・・・」



俺は何かに導かれるように
学校終わりにラブホ街に繰り出した。


未成年が入っていい場所じゃないけど、
制服のまま入っていく奴らなんてたくさんいる。



だから周りの大人も知らないふりだ。