【完】愛し君へ、愛の口づけを

-2年前-



「恭介ー!お前今日も彼女とデートかよ!」


「いいだろー?」


「うっぜー!笑」




中学3年生と言えば、受験。

俺もその時期を迎えていた。



でも、そんなことよりも大切な存在と言えるものが俺にはあった。



「あ、恭介くん!」


「よっ!待った?」


「待ってないわよ?私も今ちょうど来たところ」


「そっか!・・・あーあ。早く俺が免許取れれば里奈をどこでも連れてってやれるのになー」


「恭介くんはまだ子供のままでいーの!」


「・・・それが嫌なんだよ」


「なんか言った?」


「別に!」


「・・・そう?じゃ、車乗って!」


「おう」




城田里奈-シロタリナ-

年齢25歳。

俺と10も離れているけど、れっきとした"彼女"。



出会い単純だった。


半年前、放任主義な母親とは打って変わって
厳しい父親が俺に家庭教師をつけた。


それが、里奈だ。


見た目よし
中身よし
女子受けもよし
頭よし


気がつくと・・・俺は里奈の虜になっていた。