「はぁ・・・はぁ・・・恭ちゃん・・・もう一回シて?」
なぜか俺は罪悪感でいっぱいだった。
「・・・ね?お願い」
確かに、
俺はまだシ足りない。
まだまだ足りない。
何週間も溜まってるおかげで、俺のモノもまだ元気だ。
「・・・帰るわ」
俺はそう言い残して、母親を置いてホテルを出た。
部屋を出る際、母親が何か言っていた気がしたが
俺は気にも留めず家に急いだ。
家に帰ると
莉央が手料理を用意して待っていてくれた。
時刻は23時少し前。
「あっ!!!おかえり!!!」
「・・・ただいま」
「待ってたの!」
「・・・待ってた?」
「うん。やっぱり一人でご飯は寂しくて・・・。お腹すいたぁー!早く食べよ?」
「馬鹿だろお前。何待ってんだよ」
「だってー!お兄ちゃんならきっと帰ってきてくれるって思ってたし」
馬鹿なのは俺だ。
莉央を一人残して、他の女とよろしくしてた・・・しかも実の母親と。
この数週間の間に
莉央は俺の中でこんなにも大きな存在になっていたなんて。

