そして、合格発表当日……

私は人混みの中に潜っていって自分の番号を探した


「5825…5825……」




「……………嘘。ない?」



私の目には涙が溜まっていた


「5825?あるぞ?」

「へ?」

 もう一度探すとちゃんとあった、私の番号

「ありがとうございます!」

「ふっ、じゃあまたな!」

そう言うと番号を教えてくれた男の子は人混みの中に消えていった



 ねぇ雄也くん?あの時のあの出会いはきっと運命だったんだよね?