ーーーーー ーーーーーーーーーー 《胡桃side》 見慣れない外国の地に、私の足音が響く。 夕方の日が、石造りの街の全てを赤く照らす。 賑やかな街に、私は一人で紛れ込む。 ♪〜〜♪〜♪〜〜〜 「……依頼?」 服の中に隠していたスマフォを取り出す。 「…………!」 取り出したスマフォの画面には、アメリカ支部のトップからのメール。 でも、内容は、仕事関係じゃなかった。 「…………そう。彼が起きたのね。」 りゅうからのメールが、転送されてきたようだ。