「胡桃、俺も参戦してくるけど、絶対にお前は参戦すんな。」 「うん。わかってる。」 実際、彼氏の贔屓 (ひいき) とかじゃないが、胡桃が出たら狙われる。 元々の作戦でも、胡桃は隠れることになっていた。 「じゃあ、行くぞ………!」 俺は立ち上がると、周囲を見回す。 そして、気付く。 静か過ぎねぇか? 遠くの方で戦闘の音は聞こえるが、俺の視野に誰もいねぇ。 唯一いるのが、俺と胡桃。 おかしくねぇか? 思えば、ここに来るまで……胡桃に対する攻撃の甘さ。 量も少なければ、敵も雑魚ばかり。