ーーーカチャ そして、ライオンの言葉の後に聞こえたのは、ドアを開ける音。 ここにいる誰もが (4人だけだけど) ドアの方に目がいった。 「たっだいまー♪」 「「「「やかましい!」」」」 「痛っ?!」 バチーンという音とともに、あいの頭がハリセンで叩かれた。 そう、入ってきたのは、あいだった。 緊張感漂うところに呑気な声が響き、私を含め誰もが突っ込んでしまった。 いや、今のは私たちは悪くないと思う。 「ハリセンなんて、どこから持ってきたの?」 私はハリセンを持つ人ーーートラに尋ねた。