そんな私に彼は更に言葉を続けた。 「俺のこと、教えるなら条件が揃ったときだ。」 条件……? 普段なら興味ないのに、何故かその言葉の続きが気になった。 「みくる。」 静かに呼ばれたその言葉に、鼓動が不規則な音をたてる。 「俺のことを好きになれ。」 一瞬聞き間違いかと思った。 好きになれ……? まさか交換条件にそんなことを言うなんて。 「馬鹿じゃない? 私があなたを好きになることなんて万に一つもあり得ない。」 「さあ?どうだろうな。」 相馬はニヤリと笑った。