「とりあえず、行くか。」 地図の位置を見ても、GPSの場所へ行くのは、大した距離でもねぇし。 なにより……こいつの体もそろそろ限界だろうしな。 ちゃんとした風邪薬とか、飲ませねぇと… 俺は再びみくるを抱き上げると、急ぎ足で保健室を去った。 後ろに感じるみくるの体温…… 相当キツそうな息遣い…… 「みくる、頑張れ。」 ーーーーーーーーーー ーーーーーー