俺の家は、最寄り駅から遠いため、バイクで来ている…が… バイクなんて……こんな状態のみくるを乗せられねぇ。 「………。」 俺が、一人悩んでいた時だった。 『ブブブ……ブブブ……』 「なんだ?」 俺の右ポケットが震えた。 携帯のバイブみてぇだが…… 手を突っ込んで、中から出すと、みくるの携帯だった。 画面を見るも、メールや電話じゃなさそぉだ。 「なんだったんだ?」 『受信されました』 メールもねぇのに受信? 意味がわかんねぇ。 携帯の画面上には、何かを受信したことが書いてある。