「私、教室に戻った方がいい…?」


なんか…


私、場違いな気がする…。


唯斗「だめ。萌音は、俺と寝るの」


「へ…?」


私も寝るの…?


ここで…?


唯斗「こいつがうざいから、帰ろう」


「う、うん…?」


私達が扉に向かう途中…


パシッ


「へ…?」


滝宮くんの横を通り過ぎようとしたら…


手を掴まれた…。


滝宮「お前だけ、帰ってやー。萌音ちゃんは、今からわいと話すねん‼︎なぁー?」


唯斗「萌音は、俺と帰る。なぁ?萌音?」


え、えーと…


私…


どうしたら…


いいの…⁉︎


どっちを選んだらいいのかな…?


でも…


私の中では…


決まってる気がする…。


私は…


「ゆーちゃんと帰るー‼︎」


私は、ゆーちゃんを選んだ…。


滝宮「なんでや⁉︎」


「そ、それは…」


前、友達に…


「男は、みんな狼なんだよ?」


って言われたんだもん…。


だから、信用できるゆーちゃんにしたの‼︎


滝宮くんとも話したかったけど…


今は、昼寝したいから…。