小路にある古物商を出た後、ジルはシェリーに紹介してもらったアイザックという老人を訪ねた。
アイザックはとても印象のよい老人で、ジルを暖かく迎えてくれた。
だがしかし、ブラッド・スネークに関しては、昔話のことしか知らないらしい。
昨日、ザックやシェリーに聞いた話に毛が生えた程度だった。
何か少しでも情報が得られるかと思っていたが、淡い期待にしかすぎなかった。
アイザックを責めても仕方がない。
ジルはついでに青いバンダナの男のことも訊いてみた。
古物商の主人から聞いた名前は“ロイ”。
だいたいの年齢や特徴を説明する。
しかし、このロイという青年に関しても、アイザックは心当たりがないようだった。
歳のせいで家の外に出かけることが少なくなった。
そう話すアイザック。

