ピピー!! 試合終了の笛が鳴って、私はコートを出た。 「お疲れ~柚雫。」 「先輩超かっこよかったです!!」 部員達が私の周りに集まってきて、私は少し微笑んだ。 楠木柚雫【クスノキ ユナ】。 それが私の名前。 歳は16歳の高校2年生。 去年出来たばかりの歴史も経験も浅い、女子テニス部の部長。