澄みきった青い空に黄色い球が浮かび上がる。 その黄色い球は、一瞬空中で静止して パコーン という音と共に、私の方へ向かってきた。 パコーン それを意図も簡単に打ち返す。 「キャー!!楠木先輩ッ!!」 「ファイト!柚雫!」 集中している私の耳に、微かに聞こえる声援。 今日はテニスの市内大会の日。