その時、手術室の扉が開き慌てて看護師さんが出てきた。 「どうかしたんですか!?」 「あの子の血が足りないんです!」 嘘……。 深瀬君。 「AB型の人はいませんか!?」 「! 私、AB型です!」 「では、急いで輸血を!」 血だったいくらでもやれる。 だからお願いだから死なないで。