「いやぁ…先生は放課後他の仕事があって忙しいんだよ…。鮎川、お・ね・が・い❤」


理科の先生は40代のおじさん教師なんだけど、まるで女子高生のようにキャピキャピそう言った。


「気持ち悪いですからっ」


ゾワッとした。


「…仕方ないですね~…。わかりましたよ、やりますよ…」


ため息をつきながら、渋々承諾した。


「ありがと~❤」


「だから、そのしゃべり方やめてください!」


一応言っておくけど、先生は別にアッチ系の人ではない。


「ハハハ!じゃあ、すまないが頼んだぞ!」


「はーい…」


…これで帰るの遅くなるなぁ……。