そしてみんなはゲームをしたり、カラオケでデュオをしたりと盛り上がっていった。


…私を除いて……。


「美衣ちゃん、こういうの初めてなんだ?」


最初に私に声をかけてくれた男の子が聞いてきた。


「…う、うん」


「なんか新鮮だな。そんな肩に力入れずに、楽に楽しみなよ。」


「う、うん」


…あ~、ダメだぁ…。


私、こんなの無理だよ~…。


それからも声をかけてくれたけど、私はイマイチここの空気に慣れることができなかった。