「美衣ちゃん!」


……は!


私の事を美衣ちゃんと呼ぶのは、今私の顔を覗き込んでいる早瀬くんだけだ!


「は…ははは早瀬くん!!」


ってか、ち…ちか!


顔ちか!!


でも私が目を開けると早瀬くんは安心したように息を吐いて椅子に座りこんだ。


「…よかった~……」