「美衣危ない!!」


「…え---…?」


声がして間もなく、私の頭にサッカーボールが直撃した。


---ゴンッ!


「美衣~!!」


思いっきり当たったせいで、私の意識はだんだんと遠のいていった。


そんな状況の中、聞こえた気がしたんだ。