★想哉side


ダメ元でも、俺の気持ちを伝えておきたくて、口走ってしまったと思った。


でも……まさか梓と両想いだったなんて。


俺…あいつの彼氏…なんだよな。


そう考えれば、無意識のうちに にやけてしまいそうでこわいぜ!


今、俺の隣で顔を真っ赤にしてうつむいている梓が、愛しくて仕方がない。


こう思えるようになったのは、いつ振りだろうか。


梓、俺はお前を全力で守るからな!