あ…乗ったはいいものの、 宇野さんと二人っきりだ… 密室状態というのが、ただでさえ忙しく動いている心臓を、余計にバクバクさせる。 「…………。」 「…………。」 ………宇野さんは、どきどきしたり、しないよね。 きっと、私なんて眼中にない。