というかだよ?

俺にはそんなことを呑気に考えている暇なんてあるのか!?


梓を彼女にしたいとか思っておいて、
そもそも梓は今 フリーなのかすら知らないじゃないか!


あんな子をほっとく男子がいるわけがないぞ!?


少し悔しいような気持ちになって、
梓の手をより強く握った。




俺、お前を好きになってもいいか?





そんな願いを込めるように。


そしたらそれに応えるかのように梓も握り返してくれた。



期待して…いいんだよな?



もう俺は、俺の好きなようにさせてもらう。