仕事が終わった後、健に引き続き質問攻めされたのは言うまでもなく。 「なになに、誰だよ女って。受付の佐々木とか?」 あー、美人だとかいうやつね。 だかあいにく、この俺は梓にしか興味がないのだ! 「ちげーし。」 「じゃあ誰だよー。もったいぶんないでさ、教えてよ、想哉くん?」 健は俺に何かしてほしいときはいつもと言っていいほど、君づけをする。