そんな姿をみて助けない奴がいるかよ…。 今度は"無意識"ではなく"自分の意思"で、アイツのそばに駆け寄った。 「梓…!もう大丈夫だ。」 それから、アイツ…梓を抱き締めた。 すると悪そうな男子高校生から色々と話しかけられたような気がするが、正直記憶にない。だってそんなこと、関係ないだろ? 梓は俺が、守りたいと心から強く思った瞬間だった…。