私の顔の横に手を付いたと思ったら、目の前に男子の顔が。



「あーずさちゃん?ここでイイコトしよっか♪丁度、だぁれもいないし。」


そのまさかだった。


こ、怖いよ…
恐怖で助けを呼ぶ声も出ない。


制服のブレザーは地面に払い落とされ、男子の手がブラウスのボタンにかかる。



「いやっ!!」


もう、これ以上ないくらい叫んだ。


「大人しくしねぇとその口も塞ぐぞ。」


助けて…美結……



誰か……助けて…!!!