LOVE in the SEA.




「あたしね、もしかしたらもう足動かなくなるかもしれない…」


「…」


「それの恐怖もあって不安になる。
あと…ソラとナギの関係も…」


「え?」


「…それに気になってるあたしがどうしたいのかもわからないの。
たぶん、今は情緒不安定なのかも…」


ギュッと尚毅さんの服を握り締める。


「あと、1週間乗り切れば島につく。
向こうには神みたいな道具とかもあるから治してもらえるよ、足」


「うん…」


「あの2人のことは俺からはなんとも言えないなー」


「へ?」


「本人に聞かなきゃダメなんじゃない?」