「日奈…」 起き上がると、こっちまで歩いてきて、ベッドの上に座ってあたしの頭をなでた。 「どうした?」 「ソラ、ありがとう。助けてくれて」 まず、ソレがいいたかった。 言うと、ソラは優しく微笑んでギュッと抱きしめた。 「ほんとうに無事でよかった」 「ソラのおかげだよ」 「…日奈、」