次の日。 ちょっと不機嫌気味なナギが部屋に来た。 「ナギ、」 「…」 「ありがとう」 そう、笑うとナギは顔をあげてにっこり笑った。 「ソレが聞きたかった」 「…ナギ」 「まだ、ソラ寝てるのね」 そう言ってとなりをみた。 なんとなく、 その瞳はなにか優しげな愛おしい気な感じがする。 それは、 あたしの目がおかしいのかな。 それにすごくモヤモヤしてる。 「あっ、そうだ」