検査の間も、ソラは起きなかった。
あたしのために、7日間も…。
ごめんね、ソラ。
ハルが出ていってしばらくすると、
だだだだだと音がしてバンっとドアがあいた。
そこには息を切らした、
ナギと尚毅さんとりうくんとちこちゃん。
「よかった、日奈ー」
ナギはぎゅっとあたしを抱きしめた。
ちこちゃんも手を握ってる。
よかった、無事だったんだね。
「あと、1週間くらいであの方のところにつくからそこでよくみてもらうといいよ」
そう、尚毅さんが言った。
「ごめんなさい…」
あたしの口から漏れた。
こんなに心配かけて、なにもできないあたしに。
ソラだって、自分の体力削ってて、
ナギたちにもこんなに心配させて、
ハルにだって迷惑かけた。
こんなの、だめだめだ。

