LOVE in the SEA.




え…?


ちょっと、ソラ…?


思うように体が動かず、ソラを退かすこともできない。


すると、ゆっくりとドアがあいた。


「ソラ、いい加減寝たら?」


そういいながら、なにか持ってきて入ってきたハル。


「ハル…?」


「えっ…日奈?」


ガシャンと、持ってきたものを落とすと、
駆け寄ってきた。


「あー、ソラ寝てるな…。
体の調子はどんな感じかな?」


「体が動かしにくい…」


「…ちょっと、ソラどかすね」


ソラをずらして、あたしの体をゆっくりと起き上がらせた。


「どう?」


「動くけど…あんまり足の感覚がない」