LOVE in the SEA.




――――




「…ん……っ」


ゆっくりと目を開くと、
真っ暗な暗闇。


だけど、右手に温かみがある。


「…ソラ……?」


声が出しにくい。


だけど、そう呼ぶとバッと顔をあげた。


「日奈…?」


「……大丈夫…?」


すごい顔がやつれてる。


もしかして、あたしのせい、?


「よかった…ほんと…」


かすれた声で笑いながら言った。


そのままあたしを抱きしめて。


寝息をたてはじめた。