「ソラ、情報が入ったぞ」 「…はぁ…っ」 後ろから来た尚毅は焦っている。 「クロサキの組織らしい」 …クロサキ? かなり、悪い噂がたっているグループ。 海賊の悪だ。 「あいつら、ぶち込む相手だぞ」 そうだ、ぶち込まなくちゃいけない。 「戦闘態勢に入る。 相手の船に集中攻撃だ、いいな」 「はい」 尚毅はその場から消えた。 カシャンと腰にかけてある剣に触れる。 「絶対に助け出してやる」