「あ、ごめんなさいっ」 ドンっとぶつかったのは小さな女の子。 「大丈夫?」 しゃがんで同じくらいの目線にする。 「うん、」 「すみませんねー、うちの子が」 そのとなりから入ってきたのは一人のおばさん。 ドンっとあたしにわざとぶつかった。 すると、力強く女の子を引っ張る。 「迷惑かけんじゃないわよ」 「ご、ごめんなさい…」 痛そうに顔を歪めている女の子。 あたしの体は勝手に動いていた。