「んー、海賊の監視かな」 「へ?」 「また、今度話すよ」 スルーされてしまった。 海賊の監視…。 警察みたいなことをやってるのだろうか。 「…んな不安そうな顔すんな」 そう言いながらぐりぐりと頭を撫でる。 「悪いことは何もやっていない」 「ソラ…」 あたしはどれほど話しても、 ソラに近づけたと思えないよ。 隠していることが多過ぎて ほんとうのソラが全然見えてこないんだ。