あたしは、登って船の上に来た。 やっぱり、外は気持ちい。 見上げると、そこには見た事ない数の星。 「……勇気をください…」 そう、星たちにいう。 「なんの勇気?」 そう、真後ろから帰ってきた声。 あたしは振り返らなかった。 振り返ったら泣いてしまいそうだったから。 「…日奈、ごめん」