船の上で暮らし始めて1週間が経とうとしていた。 あれから、話しているのは ナギとりうくんと、ハルだけ。 尚毅さんはいつも、操縦していて話しかけられない。 ソラは、あたしが避けていて ばったりあってもあたしが逃げていた。 「もういい加減話なさいよ」 「…それは……」 「ソラと話すまであたしはなさないからね」 そういうナギは本気だ。 「うぅ…」 「ほら、出たでた」 あたしはナギの部屋から追い出された。 空はもう暗くなっていた。