LOVE in the SEA.




ドアを閉めてその場にズルズルと座り込む。


泣きたい。


大っ嫌いっていっちゃった。


「馬鹿なのはあたしだ…っ」


全然大嫌いじゃないのに。


なにやってんのよ、あたし。


「…日奈お姉ちゃん?」


いつから起きていたのかりうくんがあたしの名前を呼んだ。


あたしは笑顔になってりうくんに近づく。


「どうして…泣いてるの?」


「えっ?」